私的告白『愚図愚図と酔いしれて ・・・』 847
「山城先輩、あいつら受験生ですわ。願書持ってましたから」
「なかなかええ根性しとるやないかい」
H高柔道部主将の山城は、勲の後ろ姿に言葉を吐いた。
「麻植、今の独活の大木がH高を仕切っとる奴に間違いない」
「それが、どないしてん?」
「入学したらオモロなるどお!」
二人はこの日、無事に願書を提出した。
勲がH高受験に失敗したあの日から早や一年。
勲、麻植、草薙は二日間の入学試験を受験した。
勲と麻植は合格し、草薙は不合格だった。
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